1君の名は
あれからどれだけの月日が経ったんだろう
「伊藤さん、自分が書いた企画書です!目、通してください!」
「伊藤さん、この前の企画手直ししてきました!確認お願いします!」
伊藤理々杏は乃木坂を卒業後ディレクターになり若手テレビマンたちは皆伊藤に褒められたくて、
競い合うように企画書を書いては、伊藤の評価を仰ぎに列をなしていた
「うん、悪くないな」「面白いじゃないか」「このアイデアは凄いじゃないか、僕じゃ思いつかない発想だよ」
まずは褒めて伸ばす、これが伊藤流
「はい、わかりました。あっ、そういえば今日って、いいんですか?テレビ見なくて?」
「いいんだよ、俺の応援なんてなくても絶対やってくれるんだ、あの人は」
「伊藤さん飲みに行くといつも言ってますもんね。もう一度あの人たちと一緒に番組やりたくて俺は仕事頑張ってるんだって」
「恥ずかしいから言うなよ」
「伊藤さん、自分が書いた企画書です!目、通してください!」
「伊藤さん、この前の企画手直ししてきました!確認お願いします!」
伊藤理々杏は乃木坂を卒業後ディレクターになり若手テレビマンたちは皆伊藤に褒められたくて、
競い合うように企画書を書いては、伊藤の評価を仰ぎに列をなしていた
「うん、悪くないな」「面白いじゃないか」「このアイデアは凄いじゃないか、僕じゃ思いつかない発想だよ」
まずは褒めて伸ばす、これが伊藤流
「はい、わかりました。あっ、そういえば今日って、いいんですか?テレビ見なくて?」
「いいんだよ、俺の応援なんてなくても絶対やってくれるんだ、あの人は」
「伊藤さん飲みに行くといつも言ってますもんね。もう一度あの人たちと一緒に番組やりたくて俺は仕事頑張ってるんだって」
「恥ずかしいから言うなよ」
今や在京各局でゴールデンタイムにレギュラーを抱える人気作家となった与田祐希は
仕事にも収入にも、そして女にも何不自由のない生活を送っていた
「ねぇ、ゆうきちゃん早く来てぇ〜」
ベッドの上から猫撫で声で女が誘う
しかしその声に振り返ることなくテレビを見つめる与田
「ねぇ、ふくちゃんってばぁ〜」
与田は財布から徐に一万円札を取り出すとベットで待つ女に投げつけた
「帰れ!」
「えっ!?なんで?もうシャワー浴びてるのよ?」
「黙れ、帰れ!」
「もぉ〜」
怒って帰る女に背を向けたまま一心不乱にテレビを見つめる与田の顔は溢れんばかりの笑みで一杯となっていた
「ママ〜あそぼ〜」
結婚し、子宝にも恵まれ、中村麗乃は幸せな家庭を築いていた
「ママー!あそんでよー!!」
リビングでテレビを観ていると勢いよく背中に愛娘が飛びついてくる
その弾みで中村の瞳から堪えていた涙が零れ落ちた
「あれ?ママないてるの?かなしいの?」
「ううん、違うんだよ、ママは悲しくて泣いてるわけじゃないんだ……これは、嬉し涙って言うんだよ」
「うれし、なみだ?」
「そう、ママの古い友達が長年の夢を叶えたんだ」
与田家のテレビ、中村家のテレビ、そして日本全国のテレビにはその時、大声援の中で大きなトロフィーを掲げる一人の女の姿が映っていた
女が掲げるトロフィーにはこう刻まれている
20XX Academy Award for Best Actress(アカデミー賞主演女優賞)
Shiori Kubo
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2君の名は
なんで与田が男になってんだよw
3君の名は
長文は読まない
4君の名は
そうそう
百歩譲ってボクっ娘りりあんが男なのはまあ許そう
だっちょが男なのはワケワカラン
百歩譲ってボクっ娘りりあんが男なのはまあ許そう
だっちょが男なのはワケワカラン
5君の名は
理々杏は僕っ子から俺っ子になったのか
6君の名は
与田は確かにバスローブにワインとか似合いそう
7君の名は
スレタイどういうことやねん
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