・NHK俳句(中西アルノさんのレギュラー出演回)とそれ以外も
・NHK短歌
・プレバト俳句のお題とアート作品
・乃木坂メンバーと活動から着想した創作など
※ルール 真善美、ネチケットを守る、誹謗中傷禁止
向こうの掲示板で
「もう他所でやってくださいと」エラーが出るので
こちらに来ました
向こうの参照スレ
【2023~】中西アルノ NHK俳句【2024も】
4月からリニューアルするNHK俳句に中西アルノのレギュラー出演が決定!!!
前スレ
乃木坂ファンの俳句ノート&プレバト
https://talk.jp/boards/nogizaka/1696367021
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あいさつとしょうしてねらうお年玉
すすきがね風に吹かれておどってる
蝶の羽ぼんやり透けるハルジオン 青山ネモフィア
テスト中塩素かおるや夏の風 青山ネモフィラ
夕日残る車に父のサングラス 青山ネモフィラ 六七五 18 夕日指すならば5音だが、評価される 許容範囲
夏旺ん枯らした声のアンコール 青山ネモフィラ
休日のヒッチコック夏の雨 青山ネモフィラ 五六五 即興なので・・
噴水に人を待つ白ワンピース 青山ネモフィラ 高野先生は白を雲、犬 幽霊という本人の解釈もあった
海亀や太古の名残かその尾ひれ 青山ネモフィラ 五八五 字余り18 名残か
海亀を垂るる重たき尻尾かな 家藤正人
水海月巻き込む青にほどく青 青山ネモフィラ 綺麗な表現
頂きに胃を咲かせたる大海月 家藤正人
七夕やインスタントのすまし汁 青山ネモフィラ 10点句でした 椀の宇宙性が評価された
紫の色濃き葡萄や祖母想う 青山ネモフィラ 字余り18
丸々と水のしたたる葡萄かな 青山ネモフィラ これはいい
足早に自転車押して虫の闇 素直と評価される
ラグビーや負けて自分も号泣す 青山ネモフィラ
鯛焼きを今日だけ尾から食べてみる 青山ネモフィラ 17
—————————————————————- 五七五への反抗期はじまる
ほうたるの包む手の中は小宇宙 五八五 字余り18
ぢやあ私クリスマスケーキ買つてくね 青山ネモフィラ 五八五 字余り18 口語で歴史的仮名遣い
陽だまりの冬董や靴は新しき 五六八 字余り19
びりびりと顔に流れる新年の風 青山ネモフィラ 五七七 字余り19
回転扉でて春服のすそひらり 青山ネモフィラ 九五五 字余り19
–松山
戦国のままの狭間を通るは春一番 青山ネモフィラ 五十五 字余り20 狭間さま
春暖にふわりクレープの焼きあがる 青山ネモフィラ 五八五 字余り18
寒明けや旅路の素足をいやす道後 青山ネモフィラ 五八六 字余り19
漱石を読む春愁や五限の数学 青山ネモフィラ 五七八 字余り20
—
春風やバスを追い越す自転車 五七四 字足らず16
—
題 父 3/24
どうということない桜父にLINE 五七六 最高点5点
*LINE(ん)での字余りは問題ない 微妙な父との関係性に味わい
題 辛夷(こぶし)4/28
公園の辛夷を見ゆる四畳半 五七五 2点
*部屋の位置と四畳半の四角が面白い、四畳半の昭和的なイメージも深い
題 電車 5/26
巣立鳥あれがあなたの乗る電車 五七五 0点 季語 巣立鳥
*そう悪い句ではありません 巣立鳥に子を思う親の気持ちを託している
あえていうならベタ
題 蜜豆 6/23
蜜豆やあずま屋に蟻ぞろぞろ 五五六 4点
*俳人の鑑賞ならば、
紳士淑女が密豆を召している、蟻ぞろぞろの不気味な様が面白い
(本人のモチーフ談は斎場)
題 母 7/28
母の棚には伝家の宝刀離婚届 七八六 0点 季語なし
*平凡な発想を避けて無点覚悟の句だそうだ、時間不足ではなかろうか
題 秋風 8/25
秋風や大ハンバーグと不登校 七八五 1点 並 サンキュータツオ
ゲスト 今回の「やさしい手」の持ち主は、ケアマネジャーの黒澤麻生子さん。
ゲストを詠む
コスモスや急ぐときにもにこにこと 西山睦
黒澤麻生子さんのやさしい手 三選 曳く 聴く 囲む
透くやうな手を曳いてゆく花辛夷
あたたかや同じ話を聞きにゆく
死の床を正座で囲み秋日和
*「曳く」の句はとても美しいと思いました
特選六
虫集くコピーの束の淡き熱 愛媛県西条市
虫の声三交替の裏口に 神戸市
一日の眼鏡をはづす虫の声 新潟市
虫時雨遊具錆びたるニュータウン 川崎市
軒の端のカメラが覗く虫の闇 世田谷区
仮眠するサービスエリア虫の声 練馬区
三席
高速を虫の中へと減速す 岡崎市
妻逝きて後手となりたる虫の声 北杜市
夜を唄ひ昼を語らふ虫の原 和歌山市
「クロイワの俳句やろうぜ!」松尾和希さん
両親は俳人 松尾清隆さん、矢野玲奈さん
好きな句
をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
音で表現する俳句が好き、をりとりて、はらり
クロイワの推し
メキメキポッさーバナナはぼくの朝ごはん 松尾和希
夏の季語 バナナを美味しそうに詠み、食べていました
ゲスト:坂東彌十郎(歌舞伎俳優)。彌十郎さんの俳名とは?
榛名山を模した器の仕掛けにビックリ!稲畑汀子の花野の俳句を紹介。
陶句郎さんの結社誕生秘話。(陶句郎さんの師は稲畑汀子さん(故人))
–きごさい歳時記より
花野(はなの)三秋【子季語】花野原、花野道、花野風
【関連季語】秋の七草、※補足 お花畑(晩夏)高山植物
【解説】
萩、薄、桔梗、吾亦紅、釣舟草など秋の草花が咲き乱れる野原のこと。
春の華やぐ野とは違い、秋風に吹かれる花々には哀れをさそう趣がある。
※補足 自然に咲く植物をさし、高層湿原の秋の花畑を詠むことが多いようだ
森林化してしまわない要因がないと長く野原を保てない
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【文学での言及】
村雨の晴るる日影に秋草の花野の露や染めてほすらむ 大江貞重『玉葉集』
【例句】
面白く富士に筋違ふ花の哉 嵐雪「風の末所収」
川音の昼はもどりて花野かな 千代女「千代尼句集」
吹き消したやうに日暮るる花野かな 一茶「伊丹酒船の記」
から駕籠の近道戻る花野かな 正岡子規「子規句集」
雪峰へ日影去りにける花野かな 渡辺水巴「水巴句集」
荒海のしぶきをかぶる花野かな 長谷川櫂「新年」
ゆづりあふことも一会や花野径 尾中宏子花野秋第48回全国俳句大会
車椅子の母と入りゆく花野かな 藤原宏子花野秋第48回全国俳句大会
束ね髪解きて花野の中に入る 宮部敏博花野秋第45回関西俳句大会
遠くより呼ばるる思ひ夕花野 吉田ひろし花野秋第49回全国俳句大会
大花野までの往復切符買ふ 長田 等花野秋H23俳人協会カレンダー
ふうはりと母は花野に座りけり 近藤暁代花野秋H23俳句カレンダー
先頭のよく立ち止まる花野かな 土肥あき子花野秋第50回全国俳句大会当日句
大花野真中に垣のなき駅舎 山本孝子花野秋50周年東海俳句大会
先頭のいつか子となり大花野 丸山美奈子花野秋50周年東海俳句大会当日句会
手放せば少女花野の蝶となる 町井すみれ花野秋第51回全国俳句大会
大花野画紙いつぱいに持ち帰る 多田武峰花野秋第51回全国俳句大会
断崖をもつて果てたる花野かな 片山由美子花野秋『香雨』
ここはもう花野といへぬ花の数 片山由美子花野秋『香雨』
どこからも父見えてをり大花野 久留米脩二花野秋H25俳人協会カレンダー
花野より妻の携帯電話かな 和田洋文花野秋H26俳人協会カレンダー
逆立ちの少年少女大花野 髙松良子花野秋第48回関西俳句大会
句にあそび別の花野へ行かれしか 黒田房栄花野秋第48回関西俳句大会
行く先に海広がれる花野かな 奥谷郁代花野秋第48回関西俳句大会
花野ゆく両手が羽根に変はるまで 上野山明子花野秋第52回全国俳句大会
大花野搾乳終へし牛放つ 石田厚子花野秋H27俳句カレンダー
チョコレート色の汽車着き花野駅 牛田修嗣花野秋H28俳人協会カレンダー
その先の海に日の入る花野かな 田中愛子花野秋第54回全国俳句大会
石狩の風のつめたき花野かな 長浜よし子花野秋第54回全国俳句大会当日句会
大花野海の青さへ傾れけり 石﨑宏子花野秋第22回俳句大賞入選
オホーツクの没日大きな花野かな 野崎声山花野秋第55回全国俳句大会
旅ひと夜花野の花を壜に挿し 下平直子花野秋H29俳人協会カレンダー
花野ゆくそこに帰るがごとくゆく 池田緑人花野春第52回関西俳句大会
無言館出でて啾啾たる花野 松浦華世花野春第56回全国俳句大会
母もその一花となりて夕花野 井上弘美花野春第56回全国俳句大会当日
花野なら置いてけぼりもよかりけり 福西泰子花野秋H30俳人協会カレンダー
晩年に未知の道あり花野行く 須賀一惠花野秋『銀座の歩幅』
大花野竪琴置かば鳴り出すや 中川歓子大花野秋第53回関西俳句大会
大花野苦楽のあまた風となる 有澤多津子花野秋第57回全国俳句大会当日
人去りて花野に道の残りけり 成井侃花野秋H31俳人協会カレンダー
花野風こゑ届かねば手信号 望月延子花野秋H31俳人協会カレンダー
別々の風に吹かれて花野ゆく 松崎幹花野秋R2俳人協会カレンダー
仔羊の毛の濡れてゐる花野かな 天野小石花野秋R3俳人協会カレンダー
馬柵いつか花野の柵となつてをり 朝雄紅青子花野秋R4俳人協会カレンダー
踏み入れば吾も旅人花野晴 上村龍子花野秋創立60周年東海俳句大会
花御堂飾る野の花野の湿り 西田むつ子花野秋第56回関西俳句大会
花野より湧いて吹奏楽ひびく 蓮井崇男花野秋R5俳人協会カレンダー
咲き終へしものも彩なる大花野 福増節子花野秋第58回関西俳句大会
吾もまた風となりゆく大花野 松木昌子花野秋R6俳人協会カレンダー
花野縫う道の時々空ひらく
逸(はぐ)れては花野の中に隠れけり
花野道はなのな尋ね覚えけり
花見酒愛を奏でるそれがいい 生駒里奈
池の鯉すいすい泳ぐ希望をのせて 生駒里奈
プレバト2015.4.23
晴天や木漏れ日に咲くすももかな 生駒里奈 35点
添削 晴天やひかりにゆるる花すもも
独立の夜やゴッホの星月夜 堀未央奈
琉金の絵はがき二枚かき氷 鈴木絢音
>鈴木は「夏見舞いを書こうと絵はがきを買いに行って、金魚の絵柄を2枚、
>かき氷の絵柄を1枚買ったという句です」
個人的には俳句は文字情報だけで鑑賞するものだから元の点数で良いと思います
琉金の絵葉書を買い、誰に送る、文面はどうするかと思案しながら、
かき氷を食べているというのが普通の鑑賞でしょう
絵葉書の琉金は季重なりの解釈外
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独りきり煌めく街が冬の棘 秋元真夏
添削 一人ゆく煌めく街は冬の棘 「特待生目指して」と期待される
音もない銀世界の停留所 鈴木絢音
*銀世界は季語ではありませんが、悪い題材ではありません
しかし歳時記を開いているとも思えない
若煙草纏いし君に気もそぞろ 秋元真夏
添削 嗅ぎ慣れぬ秋の大人の煙草の香
*歳時記の説明を読んでいない、若煙草は収穫が本意
夏風やふるさと恋し甘酢の香 弓木奈於
添削 ふるさとの夏風恋し甘酢の香 (三段切れを解消)
*添削は句意が変わっている
「まいかのあーだこーだ」2023.07.12の記事が参考になる
花火背に夢中で描いた父と母 弓木奈於
添削 花火観る父母を描く花火背に
*季語か題か、どちらが大事かで題(絵)をとってしまった
どんど焼き達磨の星を見上ぐ夜 山崎怜奈
添削 どんど焼き達磨は星となりにけり
*星、夜
クリスマス実は恋しい出汁の味 山崎怜奈
添削 だし風味ふつと恋しきクリスマス
(山崎さんの回は井上弘美さんが指導)
祖母の家古道彩る冬紅葉 山崎怜奈
添削 祖母がりへ古道彩る冬紅葉 許(がり)その人のもとに古語
*この許(がり)は覚えておこう
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